イー・アクセスが力を入れて取り組んでいるのが、ADSL事業に代わる新しい事業を育てること。その新しい事業は、光ファイバーではなく、総務省が新規参入を検討しているモバイルーブロードバンドにあると考えている。現在、携帯電話を使った通信事業が認められているのは、NTTドコモ、KDDI、ボーダフォンの三社だけ。しかし、二〇〇六年にはこれに新たに二社の新規参入組が加わることになる。この二つの椅子をめぐって、ソフトバンク、イー・アクセス、アイピーモバイル、ウィルコムの四社が熱いパドルを繰り広げている真っ最中だ。「ADSLからモバイルへ」。それが、今のイー・アクセスの合言葉だ。二〇〇五年五月、総務省からモバイルサービスの実験局本免許を取得し、東京都内で実験も始めている。あとは、モバイルサービス事業の免許取得を待つばかりだ。
インターネットによって、個人の自由な視点に基づいて新しい知識休系がつくられるようになり、それが非常に多くの人に見られて伝わっていくという可能性が高まっていくなかでは、そのようなものに対する正しい理解と認識、そして個人の責任の自覚も必要になってくるわけです。情報や知識を自分からたくさんの人に即座に伝えられるということは、人間にとって新しい経験であるだけに、そのような環境をどのようにとらえ、つくりあげていかなければならないかは、本質的な課題です。いじめだとか、いやがらせたとかは、そのような大きい問題の一端なのでしょう。やはり、幼いころから家庭のなかで、そういった問題が取りあつかわれることが重要なのではないでしょうか。そのあたりまでも視野に入れて、情報社会のコンピュータ・リテラシーも考えていかなければならないでしょう。
家庭内に配線を引き回すことは結構面倒ですし、機器の移動にも不便です。そこで、家庭にある電灯線に信号を流す新しいタイプのモデムが研究されています。電灯線に接続するために、どの部屋でも簡単に接続できますし、配線の変更も不要、機器の移動も簡単です。従来、電力線に信号を流すことは、電気機器からの雑音を拾うために実現できませんでしたが、雑音を除去する工夫が成果を上げています。家庭用の電気は60Hz(東日本は50Hz)の周波数を利用して供給されていますが、このモデムではインターネットの信号として10KHz〜450KHzの高い周波数を利用します。光ファイバー網は電力会社のものを利用して、インターネットに接続されます。速度は最低でも96Kbps、将来的には1〜3Mbps程度とブロードバンドも可能となりますし、さらに家電製品の集中管理への利用が期待されています。