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センター試験の難易度

センター試験の難易度ですが、全受験者の平均得点率が例年六〇%前後ですから、問題はさほど難しくはない、といえます。それなのに、思うように得点できず、自他共に「絶対大丈夫!」と目されていた受験生か失敗するケースが例年、見受けられます。東京大学など、トップクラスの大学を目指す場合、センター試験では九〇%以上の得点が必要とされていますが、日ごろの実力は十分あるのに、肝心の試験では九〇%に届かないケースが結構あるのです。理由は簡単、試験時間の配分ミスです。センター試験の特徴は第一に解答時間が極めて短いこと。試験の時間配分は数学?A、同?Bと社会、理科は六十分。英語と国語は八十分です。時間の短さを数学を例に説明すると、東大の二次試験の数学は百五十分なので、大きな設問が五題、一題当たり三十分となります。ところが、センター試験の場合、同じように四題に対し、試験時間は六十分。単純計算で、一題に要する時間は東大二次の半分、十五分しかありません。このことからも、センター試験は、じっくり考えるタイプの試験ではなく、換言すれば、問題を読んだら手際よく、答えを導き出す即答力や計算ミスなど何か問題が生じたときの処理能力が問われる試験といえます。

受験番号が早いと

志望理由はスペース内にきちんと収まるように書くことは案外難しいものです。下書きの段階で、どのくらいの大きさの文字で書けばピッタリ収まるか練習してください。よく志望理由に学校案内の文言をそのまま写す人がいますが、これでは熱意が感じられません。説明会などで感じたことを率直に書けばいいのです。入試回や受験科目二科四科の選択の場合などの記入漏れ、印鑑の押し忘れなども多いので注意してください。筆記用具は、本当は黒の万年筆がベストなのですが、書き慣れていない場合はボールペンでも構いません。今でも出願のときに徹夜で並んだり、始発電車で行ったりする保護者がいますが、「受験番号が早いと学校が熱意を買ってくれる」といった噂はまったく根拠のないもの。むしろ学校側は迷惑に思っています。最近は、手続き時間前に来た人には整理券を発行するケースも多くなっています。また、出願のために何時間もつぶすわけにもいきませんから、初回の学校から日程順に出願するというやり方より、交通上の効率を優先して時間を節約した方がいいでしょう。受付で記入漏れや記入ミスを指摘されることもあるので、筆記用具・印鑑も必ず持参してください。

複雑な問題を解くとき

受験のときなども、薄いものは不利ですから、Hより硬い鉛筆を使っている人は気をつけましょう。HB以上の濃さが読みやすく、無難です。小学生低学年ならB以上がよいかもしれません。成績のよい生徒ほど、けちけちしないでノートを使っている傾向があります。おしみなくノートを使うということは、あまり形式にとらわれないで書いていくということですから、多少は字が乱雑になるかもしれませんが、形式にこだわってノートをとっている人よりもずっと速く学習ができて、頭の回転も速くなります。次に、自分で問題を解く場合のノートの使い方のよい例と好ましくない例を挙げておきますから、よく比較してみてください。ここでは、中1の一次方程式のとても簡単な応用問題を出してみました。A君はBさんの3倍以上のスペースを使って解いています。これが高学年になってもっと複雑な計算をする場合、どちらの生徒の学力が伸びるかは明らかです。小学生の低学年からノートをたっぷり使う習慣ができていると、中学、高校と進んで複雑な問題を解くときに有利になるのです。今回は数学の例で考えてみましたが、きれいなノートが成績を伸ばすというのは、間違った神話であるということがわかっていただけたでしょうか。