軸に対する対称性は、斜面の湾曲する等高線に非常に精妙な形を与える出発点であるが、軸は、丘の頂にあるオベリスクと2つの露壇の壁の最も前の地点によって、標されているだけであり、非常に幅広い階段の中心線は、斜面の基壇を横切り延びていく。2つの階段は、教会の辺りから何事もなく下降を始め、通路は、2つの壁のあいだを通り抜け、教会とは反対側に2つに分かれ、手摺の並ぶ見晴らしのよい露壇の縁を迂回していく。階段が、緩やかに斜面を下り、落ち着く手摺の並ぶ大きな踊り場は、敷地を湾曲しながら横切っていく。
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ここで2つの階段は、再び敷地の縁の方に向かい、お互いが向き合うほうに、湾曲しながら下り落ち着くと、次の踊り場の中に溶け込んでゆく。この踊り場は、斜面を横切るように広がりながら、下の階段に続く。2つの階段が溶け合い、両脇の階段の表面には切子が施され、ひとつの面は微妙に中心に向かい、もう1つの面はわずかに外側の縁に向かい、敷地の境界の外側に向かう広がりに追従している。このように、かつては土地に形を与えたさまざまな動きは、今では微妙に彫り刻まれている。人々のさまざまな動きは、階段自体によって強調され、階段も下の部分が切り取られて、その重ね合わせが強調されている。また、このようなさまざまな動きは、湾曲した階段の踊り場によっても強調され、踊り場は、その下に広がる場所を、幅の広い中心と縁の部分に分け、人々が、房のように集束し分かれて腰掛ける場所となり、行商の人たちが売物を並べる場所となる。いちばん下に着くと、さまざまな踊り場は、基台の上に置かれた石の金魚鉢のように立ち上がり、湾曲した敷居のような階段と組み合わさり、すばらしい上りの始まりを告げる。